トレーサビリティの取組み

トレーサビリティ(Traceability)とは、「Trace(追跡)」と「Ability(可能性)」からなる単語で、「追跡可能性(追跡できる能力)」と翻訳されます。つまり、その作物がいつ、どこで、どのように作られたのかという情報をさかのぼって追跡することができるような機能です。

システムの概要
トレーサビリティシステムでは、生産者と管理者(弊社)がお互いに連携をとりながら下記のような流れで栽培情報を管理しております。青果物の栽培の各段階で、農薬散布、施肥、収穫などの各作業、使用資材を記録・管理することにより、その作物がいつ、どこでどのように作られたのかという情報をさかのぼって追跡することができます。

  1. 生産団体台帳・圃場台帳の作成青果物を栽培している生産者・圃場をシステムに登録し明確に致します。
  2. 栽培計画の策定使用する農薬、肥料などを農水省の農薬使用基準などに基づいて決定し、どのような方針で作物を栽培するかを決定いたします。
  3. 栽培記録生産者は、作成した栽培計画に基づいて作物を栽培し、行った防除、施肥などの作業はパソコンや携帯電話を用いて、栽培の現場でリアルタイムで記録いたします。記録の内容は、最新の情報に保たれた農薬データベースにより常にチェックされます。
  4. 進捗状況等確認管理者は、生産者の記帳内容を確認し、栽培方法に問題がないかを常に監視いたします。もし異常が発見された場合は、すぐにその状況を確認し、必要に応じて出荷の停止などの対処を取ります。このような流れで原材料となる青果物の栽培を管理しております。